作者 | 渡辺創太 他 |
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開発元 | Stake Technolosies |
初版 | 2022年1月17日 |
リポジトリ | https://github.com/AstarNetwork |
プログラミング 言語 | Rust |
種別 | ブロックチェーン |
公式サイト |
astar |
Astar NetworkとはPolkadotの「スマートコントラクト・ハブ」になることを目指したブロックチェーンであり、Polkadotのパラチェーンとして機能している[1]。ネイティブトークンは「ASTR」である[1]。開発は渡辺創太を中心としたStake Technolosies(ステイクテクノロジーズ)が行う[1][2]。もともとは「Plasm Network」という名称で開始し、2021年9月にリブランディングをして「ASTAR Network」とした[1]。2022年1月17日にメインネットが公開された[3]。
Astar Networkでは、ネイティブトークンとして「ASTR」を用いる。ASTRは、トランザクションにおけるガス代の支払い、ガバナンストークンとしてプロジェクトの方針についての提案・投票機能、ステーキングの報酬などとして利用される[4]。
「dApp staking」とは、「Astar Network」と統合したdApp(分散型アプリケーション)やインフラストラクチャに対して、ユーザーが同ネットワークのネイティブトークン「ASTR」をステーキングすることで、開発者とユーザーが報酬を得られる仕組みであり、特定のdAppに対して「ASTR」をステーキングする事で、報酬を受取りながら開発者を支援することが可能となっている[5]。
Astar NetworkはpolkadotへEVM(イーサリアムバーチャルマシン)やWASM(ウェブアッセンブリ)の機能を提供することで、イーサリアム上で作成したdApps(分散型アプリケーション)やスマートコントラクトを簡単に移行することができる。それにより複数のブロックチェーンをサポートするマルチチェーンスマートコントラクトのハブとしての役割を担う[6][7]。
ArthSwapは、Astar Network上に構築されたDEX(分散型取引所)であり、トークンスワップやステーキング、流動性マイニングなどの機能を提供する[8]。また、ArthSwapで使用される暗号通貨としてARSWトークンが利用されている[8]。
AstridDAOは米ドルステーブルコイン「BAI」を発行して、分散型金融市場のサービスを提供するプロジェクトである[9]。
Shidenネットワークは、Polkadotの実験的ネットワーク「Kusama Network」への接続を目的に作られたAstar Networkの実験的なブロックチェーンであり、相互運用性とスケーラビリティ問題の解決を念頭に開発されている[10]。
Astar Farmは、Astar Networkを利用したゲームであり、ASTRを預けることによってバーチャル空間上の畑で作物の栽培ができ、収穫した野菜はゲーム内で販売することで「ASTR」を獲得できる[11]。