欧米では、1983年のフランスでの発売開始を皮切りにさまざまな商品が発売され、アメリカではスティック・タイプの制汗剤やシャワー・ジェル、アフター・シェイブ・ローションなども販売されており、主軸商品であるデオドラントの香りは15種類以上ある。
イギリスやオーストラリア、ニュージーランドなど一部地域では、同一の商品がLynx(リンクス)というブランドで売られている。
日本ではユニリーバ・ジャパンが2007年3月5日より販売を開始した。日本での発売準備に3年を要した[1]。
8種類の香りの「フレグランスボディスプレー」はいわゆるスプレータイプの香水であり、汗や体臭を防ぐ機能はない(缶にも「オーデコロン」の記載がある)。2009年2月に「Twist It!」をキーワードに回して下げてスプレーする新形状のボトルと新ロゴを導入し、フルモデルチェンジを行った。2012年3月には、日本上陸5周年を記念し、通常品(60g)の1.5倍に増量した90g入りに入れ替え、約1年間の期間限定で発売。2013年2月には60gに戻し、パッケージデザインを再度変更。
2010年3月からはフレグランス以外にも展開するようになり、リフレッシュシート「プレミアム ブラックシート」を発売。本品は商品名にあるようにこのカテゴリーでは珍しい黒のシートを採用。なお、本製品は日本人向けに開発された世界初の製品となる。また、同年8月にはアメリカ発の「ボディソープ」を日本で発売するとともに、多重ネット構造とした「泡立てサイド」と「スクラブサイド」の2Way仕様の男性向けボディウォッシュツール「ガイウォッシュ」を追加した。なお、「ボディソープ」は成分・パッケージを日本向けに変更したもので、翌年の2011年3月にはつめかえ用を追加発売した。
2012年3月には、新たなカテゴリーとして、スプレータイプの男性用制汗デオドラント剤「アックスドライ デオドラントスプレー」を発売。本製品は汗をかく前に塗布するプレケアタイプの制汗剤で、「速攻ディフェンステクノロジー」と呼ばれる技術を採用。またスプレーの噴射口を3つ穴にした「トリプルホールスプレー」を採用している。
2013年7月には、クールタイプの男性用ボディローション「アイスバースト」をコンビニエンスストア限定で発売した。
2014年2月には、「ボディソープ」をリニューアル。ボトルタイプから全面に「AXE」ロゴを配した「360°デザインボトル」を採用したポンプタイプに変更し、内容量も増量した(本体:300ml→480g、つめかえ用:250ml→380g)。
2016年3月には、新シリーズとなる「AXE BLACK(アックス ブラック)」を発売。新しい香りとして追加される「フレグランス ボディスプレー」や「ボディソープ」に加え、日本向けの「AXE」で初となるヘアシャンプーとヘアスタイリング剤を新たにラインナップした。本シリーズで「AXE」のロゴが変更されており、「フレグランス ボディスプレー」と「ボディソープ」も新ロゴへの変更を伴うパッケージリニューアルを行った。
日本では消費者の興味を持たせる為に、イギリス製のテレビCMを発売直後の3日間だけ放映し、その後、日本国内オリジナルのCMを放映しある程度、製品の名前を浸透させるというティザー広告作戦が行われた[1]。
全CMで、男性が体に製品を吹きかけると、それをかぎつけた女性が大挙して押し寄せてくるという内容で、女性をひきつける香りをうたっている。(ただし、実際にそういう効果は無い。)