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B-DASH
出身地 日本の旗 日本 東京都大田区
ジャンル
活動期間 1997年 - 2017年
レーベル
公式サイト www.b-dash.com
旧メンバー

B-DASH(ビーダッシュ)は、日本ロックバンド1997年に結成。2017年に解散。

メンバー

GONGON(本名:菅原勇太、1977年(昭和52年)8月21日 - )
ヴォーカルギター担当。解散後は自身が主催するGONGON Recordsにてさまざまなユニットに所属し楽曲配信を行っている。
TANAMAN(本名:田中和彦、1979年(昭和54年)11月21日 - )
ベースコーラス担当。
ARASE(本名:荒瀬卓也、1979年(昭和54年)12月29日 - )
ドラム、コーラス担当。

他にGONGONの弟で、マスコットキャラ「トニオちゃん」やジャケットのイラストレーションを手掛けるSOTA(本名:菅原壮太、「平和島」では作詞も担当)が、GOLDEN MEMBERとしてクレジットされている。 また、一時的にもう1人のギター担当としてIMANISHIというメンバーが在籍していた期間もあった。

解散後、2019年6月にTANAMAN、ARASE、IMANISHIの3人で、新バンド「ADIOS MOTHERFUCKER」を結成している[1]

概要

適当アドリブめちゃくちゃ語」に代表される日本語でも英語でもない意味不明な歌詞が最大の特徴。外部作家が手がけたある程度意味の通った日本語詞の楽曲も存在する。初期には英語詞の曲も存在するが、「Get It Way」では前半は英語の教科書から例文を抜いて作った英詞で構成されている(後半はGONGON曰く『抜き出す例文がなくなった』ということでアドリブになっている。)。「適当めちゃくちゃ語アドリブ」は、GONGON曰く「洋楽の歌詞が書けないので英語っぽく唄っている」、「言葉という概念を捨て、音として聴いてほしい[2]」と、さまざまな理由を雑誌のインタビューで発言している。

パンクを軸としながらも時折メタリックかつラウドなリフ、グルーブやスカを取り入れるなどオルタナティブなサウンドが特徴。

「1番、2番」、「Aメロ、Bメロ、サビ」のような形式に捉われず、変化に富んだ楽曲「SECTOR」をはじめ、POPでキャッチーなものから、青春パンク・メロコアや7弦ギターを使用したラウドロック・ハードコア・ミクスチャーロック等の重厚なヘビーサウンドまで幅広いが、どれが基本なのかは不明である。

来歴

結成〜インディーズデビュー

SOTATANAMANARASEの三人で「HAGUKI」を結成[3] するが、後にSOTAが脱退し、TANAMANがGONGON(当時はYUTA名義)をバンドに誘い、バンド名も"HAGUKI-DASH"に改名した[3]。この時期にはテレビ神奈川の情報番組『saku saku morning call』のコーナーの1つ「saku saku バンド道場」に出演を果たしている[3]。また、音楽情報TV番組「HANG-OUT」のスタジオLIVEコーナー"SESSIONS"に出演し、多数の反響を得る[4]。1999年、バンド名を「B-DASH」に改名し、マキシシングル『ENDLESS CIRCLE』を発表した(インディーズ時代に発表したシングルはこの作品のみである。)。

同年12月に初のミニ・アルバムである『FREEDOM』をリリースした。この作品からB-DASHの特徴の1つである意味不明な歌詞で綴られた楽曲が登場する。2001年にリリースされたファーストアルバム『○(マル)』は、インディーズながらオリコン初登場4位をマークした。同時期にサポートギタリストとして参加していたIMANISHIが正式に加入した[4]

メジャーデビュー〜結成10周年

2002年6月、2ndシングル『ちょ』のリリースに伴い、メジャーデビューを果たした。同年7月にはワープド・ツアーに参加した[4]。同年8月にリリースされた2ndアルバム『』はオリコンインディーズチャート1位を獲得し、25万枚のセールスを記録した[5]。同年9月には3rdシングル『平和島』を発表した。表題曲「平和島」は日本語詞のみで綴られており、全日本語詞の楽曲がシングルの表題曲となったのは今作が初となる。同時期にツアー「ぱ ぴ ぷ ぺ ぽ ツアー 2002」を行うが、ツアーファイナルを以ってIMANISHIの脱退を発表した[6]

2003年8月13日、通算5枚目のシングルとなる予定だった『情熱たましい』が発売中止になった。この発売について、TSUTAYAのフリーペーパー「V.A.」に特集記事が載っていた(ジャケットも決定していた)。収録曲は、後述の3rdアルバムに収録された。同年10月22日に発売したシングル『目覚めよニッポン!』の3曲目には、お笑いコンビナインティナインがパーソナリティを務めていたニッポン放送系の深夜放送、「ナインティナインのオールナイトニッポン」(木曜深夜25:00-27:00)のジングルが収録されており、ナインティナインの二人の声が入っている。また、同ジングルは彼らの曲が番組内で使用されており、「オールナイトニッポン」のオリジナル曲である(※番組内では「情熱たましい」、「埴生の宿」などをベースに番組用にアレンジしたBGMも使用されている)。更には同番組のノベルティグッズ「岡ニオ」(岡村)、「矢部ニオ」(矢部)を作成した。

2004年2月には3rdアルバム『ビッグ ブラック ストア (連絡しろ)』をリリースし、同年10月に初となるベストアルバム『B-DASH BEST』を発表した。選曲はメンバーが行っている[7]。同年11月には6thシングル『ハーコー』をリリースした。表題曲である「ハーコー」は、Vodafone 3GのTV-CM キャンペーン・ソングとして使われた。

2005年8月には、プロデューサーとして屋敷豪太を迎え入れ製作された4thアルバム『NEW HORIZON』を発表した[8]。同アルバムの表題曲である「NEW HORIZON」はいしわたり淳治(ex.SUPERCAR)が歌詞を手掛けている(いしわたりは後に7thシングル『Let's Collabo』の収録曲「Oh my love」でも歌詞提供を行っている。)[9]。今作ではインスト曲を除き、全て日本語詞のみの楽曲で構成されている(ただし、日本語詞のみに絞った意図については特に拘りはないとGONGONは発言している)[10]。約1年後にリリースされた5thアルバム『パンパカパン』では再び「適当めちゃくちゃ語アドリブ」で綴られた楽曲が収録された。同アルバムのリリースに伴うツアー「バスツアー2006」が行われる予定だったが、GONGONが左自然肺気胸を発症し、延期となった[11]

2007年に結成10周年を迎えるにあたり、アルバム『LEAD SONG COLLECTION』を発表する。事実上は二度目のベストアルバムであるが、この作品はリード曲だけを中心に選曲したものとなっている[12]。同年11月には3rdミニアルバム『ミニ5』をリリースした。

度重なるレーベル移籍〜解散

2009年にはハドソン・ミュージックエンタテインメントに移籍し、8thシングル『カマたまご』をリリースした。表題曲「カマたまご」は高橋ヒロシの漫画作品である『クローズ』、『WORST』へのトリビュート曲として作られた[13]

2010年3月に三度目となるベストアルバム『オールタイムベスト』をポニーキャニオンからリリースした。このベストアルバムの選曲はメンバーだけでなく、彼らと親交のある人物も携わっており、選曲者として奥田民生やマキシマムザ亮君(マキシマム ザ ホルモン)、細美武士といったミュージシャンの他に、総合格闘家川尻達也DJピストン西沢、さらにマスコット・キャラクターの「トニオちゃん」や漫画『WORST』の登場人物:花木 九里虎が参加している[14]。また、同年6月には同じくポニーキャニオンから、2ndアルバム『ぽ』、3rdアルバム『ビッグ ブラック ストア (連絡しろ)』の再発盤をリリースしている。

2013年5月にはSugahara Projectから6thアルバム『 E' 』をリリースした。フル・アルバムかつ新作としてのリリースは7年ぶりである。2015年にはEXIT TUNESに移籍し、翌年2月17日に7thアルバム『EXPLOSION』を発表した[15]。今作のジャケットのアートワークはU井T吾が出がけており、収録曲「GET POW」を初音ミクに歌唱させるといった試みが行われた[16]

しかし、結成20周年かつ6thアルバムの発売から1年後にあたる2017年2月17日に解散する声明を発表した[17][18]。リリース・スケジュールに追われながら適当に制作するようになってきた楽曲がプロ意識が足りないままファンに披露していたこと、サブスクが出現したことでCDが思った以上にが売れない状況と、バンドそのものが世間の認知度もなくなっていた、過去の産物のようにライブをすると「復活」「再結成」と言われたりしたことから解散を決めるきっかけになった[19]

ディスコグラフィー

シングル

  発売日 タイトル 規格品番 備考
1st 1999年5月20日 ENDLESS CIRCLE LTDC-004 i hate records/Limited Records
2nd 2002年6月26日 ちょ POCE-8700 PQ Records
オリコン最高6位、登場回数10回
3rd 2002年9月25日 平和島 POCE-8702 XTRA LARGE RECORDS
オリコン最高6位、登場回数17回
4th 2003年5月21日 SECTOR XLCN-71002 XTRA LARGE RECORDS
オリコン最高10位、登場回数9回
5th 2003年10月22日 目覚めよニッポン! XLCN-72003 XTRA LARGE RECORDS
オリコン最高13位、登場回数5回
6th 2004年11月25日 ハーコー XLCN-71012 PQ Records
オリコン最高21位、登場回数11回
7th 2006年3月15日 Let's Collabo PQRC-0002 PQ Records
オリコン最高40位、登場回数6回
8th 2009年5月20日 カマたまご QWCH-00007:初回生産限定盤
QWCH-00007X:初回特典封入
HUDSON MUSIC ENTERTAINMENT
オリコン最高96位

ミニアルバム

  発売日 タイトル 規格品番 備考
1st 1999年12月1日 FREEDOM LTDC-008:CD
LTDA-006:LP
i hate records/Limited Records
2nd 2005年4月13日 ホフ XLCN-71013 PQ Records
オリコン最高7位、登場回数9回
3rd 2007年11月14日 ミニ5 PQRC-0005 PQ Records
オリコン最高97位

アルバム

  発売日 タイトル 規格品番 備考
1st 2001年8月15日 LTDC-025 オリコン最高4位、登場回数7回
2nd 2002年8月7日
2010年6月16日(再発)
POCE-8701
PCCA-50161:再発
XTRA LARGE RECORDS/ポニーキャニオン
オリコン最高3位、登場回数30回
3rd 2004年2月4日
2010年6月16日(再発)
ビッグ ブラック ストア (連絡しろ) XLCN-71003
PCCA-50162:再発
XTRA LARGE RECORDS/ポニーキャニオン
オリコン最高5位、登場回数11回
4th 2005年8月17日 NEW HORIZON PQRC-0001 PQ Records
5th 2006年8月2日 パンパカパン PQRC-0003 PQ Records
オリコン最高30位、登場回数5回
6th 2013年5月15日 E' BDCD-1001 Sugahara Project
オリコン最高72位
7th 2016年2月17日 EXPLOSION QWCE-00569 EXIT TUNES
オリコン最高214位

ベストアルバム

アルバム

  発売日 タイトル 規格品番 収録曲 備考
1st 2004年10月14日 B-DASH BEST XLCN-71011:CCCD+DVD
XLCN-71010:通常盤
XTRA LARGE RECORDS
オリコン最高2位、登場回数28回
2nd 2007年5月16日 LEAD SONG COLLECTION PQRC-0004 PQ Records
オリコン最高28位、登場回数5回
3rd 2010年3月17日 オールタイムベスト PCCA-50156 ポニーキャニオン
オリコン圏外

DVD

  発売日 タイトル 規格品番 収録曲 備考
1st 2003年3月29日 エべれーター XLBN-74001 PQ Records
オリコン最高25位、登場回数4回
2nd 2004年6月2日 B-DASH LIVE 其ノ壱 XLBN-74003 XTRA LARGE RECORDS
オリコン最高29位、登場回数3回

参加作品

発売日 タイトル 規格品番 収録曲 備考
1999年5月26日 HANG-OUT SESSIONS LTDV-002 LIMITED RECORDS
2000年2月24日 HANG OUT SESSIONS VOLUME-3 LTDV-005 LIMITED RECORDS
2000年10月18日 FAMILY VOL.1 LTDC-015 LIMITED RECORDS
オリコン最高69位、登場回数4回
2002年7月17日 FAMILY VOL.2 LTDG-006 GONGON Brothers
2002年7月24日 STYLE OF Limited II LTDC-038 LIMITED RECORDS
2003年6月18日 STREET ROCK FILE THE BEST MUCD-1081-82 Dreamusic
2003年7月16日 「LOVERS' KISS」 ORIGINAL SOUNDTRACK DCSS-1 デジキューブ
2003年8月11日 FM NORTH WAVE 10th ANNIVERSARY COMPILATION ALBUM ユメザムライの詩集 FIST-010 FIST
2003年9月17日 Best of 蓮沼 1999→2003 DIGA-1 オリコン最高65位、登場回数5回
2005年11月9日 STYLE OF Limited VITALIZE~BEST SELLECTION~ LTDC-088 LIMITED RECORDS
オリコン最高206位
2006年2月22日 STREET ROCK FILE THE BEST 3 TKCA-72953 徳間ジャパンコミュニケーションズ
2006年4月26日 smart 10th&200anniversary 170-LDKCD Living, Dining & Kitchen Records
2006年5月10日 ALL APOLOGIES~ニルヴァーナに捧ぐ~ UPCH-1489 UNIVERSAL MUSIC
2007年10月24日 奥田民生・カバーズ SECL-563 SME Records
2010年7月21日 夏ROCK PCCA-03226 ポニーキャニオン
2011年5月25日 「クローズ×WORST」 トリビュートソング・アルバム AVCD-38248 avex trax

ミュージックビデオ

監督 曲名
末吉のぶ NEW HORIZON
末吉のぶ & アオキリョウジ Let's Collabo
鈴木立樹 「ぺ様」「コントレイル」「ピコ」
SOTA ENDLESS CIRCLE '07 MIX」「HOHOI」「SECTOR (LIVE Ver.)」「ハーコー」「愛するPOW (LIVE Ver.)」「炎」
SOTA/TN 目覚めよニッポン!
手塚一紀 「ハーコー (LIVE Ver.)」
東小野誠 「ありがとう」
マサオ(MASAO) SECTOR」「ちょ」「やまびこ」「愛するPOW」「情熱たましい」「梅抹茶/メロディック本門寺」「平和島
横山大平 野球
MASAHITO YOSHIDA 「平和島 (PREMIUM LIVE Ver.)」
不明 「Race Problem」「カマたまご」「嵐コンバイン」「雑草くん」「保釈王」「M-11

主なライブ

ワンマンライブ・主催イベント

出演イベント

関連項目

ナインティナインのオールナイトニッポン(木曜25:00-27:00))

脚注

[脚注の使い方]

注釈

  1. ^ 販売元はユニバーサルミュージック(2002年)→東芝EMI(2003年 - 2005年)。
  2. ^ 販売元はQQS DISTRIBUTION
  3. ^ アルバム『』『ビッグ ブラック ストア (連絡しろ)』の再発、ベストアルバム『オールタイムベスト』の発売のみで、新譜の発売は行われていない。

出典

  1. ^ arase3164のツイート(1134823027143610370)
  2. ^ B-DASH 詳細 -INDIES NAVIGATOR -”. INDIES NAVIGATOR. 2017年2月28日閲覧。
  3. ^ a b c B-DASH ゆうた物語”. ~菅原やすのりオフィシャルホームページ~. すがはらやすのり. 2017年2月26日閲覧。
  4. ^ a b c B-DASH プロフィール”. ローチケ HMV. 2017年2月26日閲覧。
  5. ^ PROFILE”. B-DASH.com. B-DASH. 2017年2月26日閲覧。
  6. ^ B-DASH Gt.IMANISHI氏脱退”. INDIES NAVIGATOR. 2017年2月28日閲覧。
  7. ^ INTERVIEW エキサイト”. Excite. 2017年2月27日閲覧。
  8. ^ B-DASH「NEW HORIZON」 - Billboard JAPAN”. Billboard JAPAN. 2017年2月27日閲覧。
  9. ^ B-DASH「Let's Collabo」 - Billboard JAPAN”. Billboard JAPAN. 2017年2月27日閲覧。
  10. ^ B-DASH『新たなステージで送る次なるチャレンジとは?!』-ORICON STYLE ミュージック”. ORICON NEWS (オリコン) (2005年8月22日). 2017年2月27日閲覧。
  11. ^ B-DASH、メンバー急病により全国ツアー延期”. ORICON NEWS (オリコン) (2006年6月16日). 2017年2月27日閲覧。
  12. ^ B-DASH インタビュー”. hotexpress (2007年5月16日). 2017年2月27日閲覧。
  13. ^ 結成20周年のB-DASH、本日2月17日で解散”. 音楽ナタリー (ナターシャ) (2017年2月17日). 2017年2月17日閲覧。
  14. ^ B-DASHオールタイムベストを民生、亮君、細美らが選曲”. 音楽ナタリー (ナターシャ) (2010年2月17日). 2017年2月17日閲覧。
  15. ^ B-DASHがEXIT TUNESに移籍、2月に新アルバム発表”. 音楽ナタリー (ナターシャ) (2015年12月16日). 2017年2月27日閲覧。
  16. ^ B-DASHの新曲を初音ミクが“歌ってみた””. 音楽ナタリー (ナターシャ) (2016年1月21日). 2017年2月27日閲覧。
  17. ^ 結成20周年のB-DASH、本日2月17日で解散”. 音楽ナタリー (ナターシャ) (2017年2月17日). 2017年2月17日閲覧。
  18. ^ B-DASHが解散発表 結成20年で活動に終止符”. ORICON NEWS (オリコン) (2017年2月17日). 2017年2月17日閲覧。
  19. ^ (日本語) B -DASH GONGON/「ちょ」で大ヒットも重度の依存症/売れないCD 減る動員/崖っぷちで出会った妻, https://www.youtube.com/watch?v=FO9I1F3PXkg 2022年7月14日閲覧。 

外部リンク

インタビュー