ViVid Strike! | |
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ジャンル | 格闘、魔法少女 |
アニメ | |
原作 | 都築真紀 |
監督 | 西村純二 |
脚本 | 都築真紀 |
キャラクターデザイン | 藤真拓哉(原案) いとうまりこ |
音楽 | 吉川洋一郎 |
アニメーション制作 | セブン・アークス・ピクチャーズ |
製作 | ViVid Strike PROJECT |
放送局 | TOKYO MXほか |
放送期間 | 2016年10月 - 12月 |
話数 | 全12話+OVA3話 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | アニメ |
ポータル | アニメ |
『ViVid Strike!』(ヴィヴィッド ストライク)は、セブン・アークス・ピクチャーズ(後のSeven Arcs)制作による日本のアニメ作品。2016年10月から12月までTOKYO MXほかにて放送された。全12話+OVA3話。
『魔法少女リリカルなのはシリーズ』の第4期にあたる『魔法少女リリカルなのはViVid』から1年後を描いた作品で、2016年7月に制作が発表された[1]。制作は『ViVid』を担当したA-1 Picturesから従来のセブン・アークス系列に戻されている。ただし、本作の物語は新たな主人公のフーカ・レヴェントンを中心として描かれるうえ、作品名に従来の主人公である高町なのはの名を冠しておらず、彼女を含む一部のシリーズ主要人物の登場も告知されていない。第8話では、リンネの回想にてヴィヴィオの後ろになのはとフェイト・T・ハラオウンが写る写真が登場したが、2人の顔は光に遮られる形で隠されている。
本作放送時点では、アニメ『ViVid』に未登場だったユミナ・アンクレイヴは本作がアニメへの初登場となった。また、『ViVid』では未登場であるコロナ・ティミルの大人モードも本作で初登場した。
最終回の翌週には、特別番組として「ViVid Strike! 〜ViVid Xmas〜」を放送した[2]。
フーカ・レヴェントンは、リンネ・ベルリネッタの格闘試合に対しての姿勢を見て守るものがなくなった心境から意気消沈したうえで喧嘩沙汰を起こしたため、アルバイト先からも解雇されて公園で行き倒れとなっていた。朝に起きた際、ジョギングトレーニングで偶然通りかかったアインハルト・ストラトスに警戒感から拳を突き立ててしまうが、彼女はそれを受け止めたものの、フーカの格闘技センスを見抜き、ナカジマジムを紹介した。
フーカはナカジマジムの従業員兼選手候補となり、トレーニングと労働をこなす。リンネは冬の大会ウインターカップにおいて、アインハルト・ストラトス、高町ヴィヴィオ、ミウラ・リナルディを指名し、挑戦を受ける。フーカもナカジマジムの新人としてアインハルトから紹介されたが、リンネはフーカにも敵対心しか見せない。その理由がリンネの悲しい過去にあることを知ったフーカは、リンネをぶちのめしてから話をするという心境でウインターカップに挑む。
フーカは予選を通過し、決勝リーグへの出場が確定する。決勝リーグはまずミウラ対リンネの試合となり、ミウラはリンネから2ダウンを取ったものの、リンネに逆転KOされる。ヴィヴィオ対リンネの試合ではリンネも厳しいジムの特訓で硬い守備を見せるものの、ヴィヴィオの機転と猛攻により一度ポイントで劣勢となったうえでKOされる。勝利はしたものの、その試合でリンネの重い一撃から左足を酷く痛めていたヴィヴィオは決勝進出を棄権する。リンネは以前の試合でヴィヴィオに判定負けを喫していたうえ、今回の試合では格闘技を嫌う態度を見抜かれたことから、引退すら考えるまでに落胆する。
こうして決勝はアインハルト対フーカとなるが、その前にアインハルトはチャンピオンシップをフーカとの勝利を条件として実施することとし、リンネを奮起させて決着を付けることとなる。廃棄地区を用いた私闘に近い形式のフーカ対リンネの試合(名目上は練習試合となっている)は、激しい打ち合いから始まって雨中での長期戦となるが、リンネは格闘技の練習で積み重ねてきたことを振り返りつつ、悲しい過去はあったものの楽しかった経験もあったことに気づく。最後は、互いの和解への思いを込めた純粋な拳の一撃が交差した結果、フーカが勝利する。
疲労困憊による眠りから覚め、改めて和解するフーカとリンネのもとへ、彼女たちがウインターカップで倒してきた相手たちから通信が入る。実は先日の試合は各所に中継されており、それを見て感動した一同は格闘技への熱意を奮い立たされ、フーカとリンネに称賛の言葉を贈る。まもなく、仲間に支えられながら練習に励んだフーカがリンネにも支えられながらアインハルトとの決勝に挑む姿を映し、物語は幕を下ろす。
話数 | サブタイトル | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 総作画 監督 |
変身シーン | |
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絵コンテ 演出 |
作画監督 (総作画監督) | ||||||
#01 | フーカ・レヴェントン | 西村純二 | 菱川直樹 | 柴田志郎、中西和也 | 橋本貴吉 | - | - |
#02 | ナカジマジム | 飯野まこと | 皆春羊二 | 宮地聡子、岡田豊広 金子俊太朗 | 新垣一成 | 大塚あきら 高岡じゅんいち (橋本貴吉) |
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#03 | 挑戦 | 西森章 | 秋山宏 | 河本美代子、服部憲知 | 橋本貴吉 | 新垣一成 橋本貴吉 |
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#04 | リンネ・ベルリネッタ | 西村純二 | 吉田俊司 | 平田賢一、飯島友里恵 柴田志朗 | 新垣一成 | - | |
#05 | ウラカン | まついひとゆき | 浅見松雄 | 興石明、佐野陽子 福島豊明 | 橋本貴吉 | 飯野まこと | 高岡じゅんいち (坂田理) (橋本貴吉) |
#06 | ウインターカップ | 西村純二 | 種村綾隆 | 小畑賢、桐谷真咲 服部益美、小林優子 | 坂田理 新垣一成 | 大塚あきら (橋本貴吉) |
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#07 | 高町ヴィヴィオ | 太田雅三 | 佐藤和磨 | 北川和樹、中川淳 久保山陽子、石田啓一 服部憲治、武藤信宏 長澤翔子、津熊健徳 吉岡佳宏、滝川和男 島崎望 | 橋本貴吉 | 高岡じゅんいち 大塚あきら (橋本貴吉) (坂田理) |
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#08 | 勝者と敗者 | 飯野まこと | 吉田俊司 | 宮地聡子、大塚あきら 大西秀明、中西和也 服部憲知、坂田理 飯塚葉子、保村成 河本美代子、石井ゆりこ 土屋祐太、飯野まこと | 新垣一成 | - | |
#09 | 再会 | 菱川直樹 | 飯嶋友里恵、平田賢一 宇都木勇 棚澤隆(プロップ) | 橋本貴吉 | |||
#10 | 雨 | のりみそのみ 西村純二 | のりみそのみ | 飯嶋友里恵、平田賢一 河本美代子、土屋雄太 のりみそのみ、森本由布希 飯塚葉子、木下由美子 鞠野黄英、宇都木勇 坂田理、金子俊太朗 棚澤隆(プロップ) | 新垣一成 | ||
#11 | 撃ち抜く一撃(ストライク) | 高林久弥 | 服部益美、金子俊太朗 服部賢知、宮下雄次 棚澤隆(プロップ) | 橋本貴吉 | |||
#12 | 繋いだ手の中で | 佐藤清光 | 平田賢一、飯嶋友里恵 柴田志朗、寺尾憲治 土屋祐太、小菅和久 河本美代子、坂田理 棚澤隆(プロップ) | 新垣一成 | |||
OVA(映像特典) | |||||||
#05.5 | 総合魔法戦競技 | のりみそのみ | 新子太一 | 池田広明 大塚あきら(クリーチャー) | 橋本貴吉 | - | |
#05.75 | 見守る瞳 | 西村純二 | 高林久弥 | 平田賢一、飯嶋友里恵 河本美代子、金子俊太朗 服部憲知、宮下雄次 坂田理 棚澤隆(プロップ) | 新垣一成 | ||
#13 | サマータイムバカンス | 太田雅三 | 飯嶋友里恵、平田賢一 河本美代子、木下由美子 寺尾憲治 | 橋本貴吉 |
放送期間 | 放送時間 | 放送局 | 対象地域 [40] | 備考 |
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2016年10月2日 - 12月18日 | 日曜 0:30 - 1:00(土曜深夜) | TOKYO MX | 東京都 | |
とちぎテレビ | 栃木県 | |||
群馬テレビ | 群馬県 | |||
BS11 | 日本全域 | BS放送 / 『ANIME+』枠 | ||
日曜 2:28 - 2:58(土曜深夜) | 毎日放送 | 近畿広域圏 | 『アニメシャワー』第2部 | |
2016年10月6日 - 12月22日 | 木曜 0:30 - 1:00(水曜深夜) | AT-X | 日本全域 | CS放送 / リピート放送あり |
配信期間 | 配信時間 | 配信サイト | 備考 |
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2016年10月1日 - | 月曜 1:00(日曜深夜) 更新 | Amazonプライム・ビデオ | 第6話まで見放題独占配信 |
2016年11月6日 - | 日曜 12:00 更新 | Rakuten SHOWTIME/ビデオマーケット/U-NEXT GYAO!ストア、Amazonビデオ | 第6話までの6話分を初回で一斉配信 |
巻 | 発売日 | 収録話 | 規格品番 | |
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BD | DVD | |||
1 | 2016年12月21日 | 第1話 - 第3話 | KIZX-261/2 | KIZB-248/9 |
2 | 2017年1月25日 | 第4話 - 第6話、OVA第5.5話 | KIXA-688 | KIBA-2290 |
3 | 2017年2月22日 | 第7話 - 第9話、OVA第5.75話 | KIXA-689 | KIBA-2291 |
4 | 2017年3月29日 | 第10話 - 第12話、OVA第13話 | KIXA-690 | KIBA-2292 |
『フーカとリンネのスパーリングラジオ 』のタイトルで、YouTube TVアニメ「ViVid Strike!」YouTube OFFICIAL CHANNELにて2016年11月7日に配信した。パーソナリティは、水瀬いのり(フーカ・レヴェントン役)、小倉唯(リンネ・ベルリネッタ役)[41]。
ユミナ・アンクレイヴ役の上坂がメインMCを務める番組「上坂すみれのヤバい○○」内で、『魔法少女リリカルなのは Reflection』を本作のキャラクターが紹介する形の紹介CMが、2017年6月の4週に渡り放映された[42]。また、劇場版パンフレットにも『魔法少女リリカルなのはViVid』のコミックを担当した藤真拓哉によるコミック(フーカ・リンネによる #eX「装う二人」)が掲載されている[43][44]。