MONACA | |
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基本情報 | |
出身地 | 日本 |
ジャンル | |
活動期間 | 2004年 - |
事務所 | モナカ |
公式サイト |
www |
メンバー | |
旧メンバー |
MONACA(モナカ)は、主に音楽制作を行う日本のクリエイター集団。登記上の法人名は有限会社モナカ。
主にゲーム、テレビアニメ、テレビドラマ、映画の主題歌やBGMなどに楽曲を提供している。
「MONACA」という名前は、モナカは漢字で「最中」と書き「真っ只中」という意味を指すことから、エンターテイメント業界の中心で「いつでも盛り上がっていたい」という願いと、餡子のように中味の詰まった「内容の濃いコンテンツづくりを目指したい」という決意から付けられた[注 1]。公式サイトでは自身らを「中身の詰まったクリエイター集団」と謳っている。
2004年10月設立。2001年にナムコ[注 2]を退社し、フリーランスとして活動していた岡部啓一が設立した[2]。当初は人を増やすつもりがなかった岡部だったが、同じくナムコに所属していた神前暁より「ゲーム音楽以外も作曲したい」という相談を受け、神前をMONACAへ招き入れた[2][3]。その直後の2006年、神前が音楽を担当した京都アニメーションのアニメーション作品『涼宮ハルヒの憂鬱』の「God knows…」や、2007年の『らき☆すた』オープニングテーマ「もってけ!セーラーふく」にて大ヒットを収めたことで、MONACAは多数のアニメの劇伴制作を手掛けていくことになる[2][3][4]。
MONACAが本格的にチームとしての様相を呈するのは、所属スタッフが増えだした2010年頃からである[4]。2010年から2011年にかけて放送されたテレビアニメ『STAR DRIVER 輝きのタクト』では、神前のディレクションのもと、MONACAのメンバー総出で音楽制作に臨んだ[4]。2010年春より在籍していた田中秀和は、岡部は、既に在籍しているメンバーと得意ジャンルが被らないような人材をメンバーとして迎え入れることで、チームとしての強さを生み出そうとしたのだろう、と語っている[5][6]。
2016年4月30日、初のライブイベント「MONACAフェス2016」を開催[4]。MONACAにまつわる楽曲が生演奏で披露された[4]。この際、『アイドルマスター』シリーズやテレビアニメ『アイカツ!』、テレビアニメ『Wake Up, Girls!』などからゲストを招いて行なわれた[7]。
2021年7月31日、田中がMONACAより独立を発表[8]。
2022年には、NHK「連続テレビ小説」の『ちむどんどん』で音楽制作を担当した[9]。NHKの朝ドラを担当するのはこれが初めてのことである[10]。
氏名 | 状態 | 役職 | 入社 | 退職 | 備考 |
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岡部啓一[注 3] | 在籍中 | 代表取締役・プロデュース・作編曲 | 2004年 | 元ナムコ社員 | |
神前暁 | 在籍中 | 作編曲・プロデュース・作詞 | 2005年 | 元ナムコ社員 | |
中村和宏 | 退職済 | 作編曲 | 2006年 | 2010年 | 元ナムコ社員 |
中矢博元 | 退職済 | 作編曲 | 2007年 | 2010年 | |
石濱翔 | 在籍中 | 作編曲 | 2008年 | ||
高田龍一 | 在籍中 | 作編曲 | 2009年 | 元ナムコ社員 | |
帆足圭吾 | 在籍中 | 作編曲・ピアノ | 2009年 | ||
みすみゆり | 在籍中 | 取締役・マネージメント・作編曲・作詞 | 2010年 | 元ナムコ社員 | |
田中秀和 | 退職済 | 作編曲 | 2011年 | 2021年 | |
広川恵一 | 在籍中 | 作編曲・ベース | 2012年 | ||
高橋邦幸 | 在籍中 | 作編曲・トロンボーン | 2013年 | ||
瀬尾祥太郎 | 在籍中 | 作編曲 | 2015年 | ||
河野慎也 | 在籍中 | プロダクションアシスタント | 2016年 | ||
今川凌 | 在籍中 | プロダクションアシスタント | 2017年 | ||
オリバー・グッド | 在籍中 | 作編曲 | 2019年 | ||
井上馨太 | 在籍中 | 作編曲 | 2019年 | ||
山本慶太朗 | 退職済 | 作編曲 | 2019年 | 2019年 | |
常楽太一 | 在籍中 | 作編曲 | 2023年 |
クリエイター個人による作品に関しては各クリエイターのページを参照。