開発元 | Apple |
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最新版 | |
対応OS | Mac OS X & Linux |
種別 | Compositing |
ライセンス | プロプライエタリ |
公式サイト | www.apple.com/jp/ |
Shake(シェイク)は、Appleの映画やHDTV等の高解像度の映像、VFXに使用されるデジタル合成を目的としたMac OS XとLinux用ソフトウェアである。2009年7月31日時点で販売終了している。
CGと実写、ブルーバック素材を合成するのに特に優れたソフトウェア。高解像度の映像も高速で処理できる高性能のソフトであり、モーフィングやタイムリマップなどのプロフェッショナル向け機能も搭載する。業界で最も優れたキーヤーとされるPrimatte KeyerとKeylightの2つは標準でバンドルし、Ultimatte Keyerもプラグインを追加することで対応する。合成する為に必要なカラーコレクションやペイント機能、ブラー、プリマルチプライ、メインとエッジをそれぞれ調整可能なロトスコープ、それを利用したマスクなども搭載している。色深度も8ビット、16ビット、浮動小数点に対応する上、同じプロジェクト内の個別のノードで異なる色深度を扱うことも可能である。
Appleは企業戦略上、プロフェッショナル向けハイエンドソフト、及びそれらのユーザをMac OS Xプラットフォームに移行させたいと考えており、Aliasが開発するMayaを始めとするSGIのワークステーションで動いていたいくつかのアプリケーションをMac OS Xへ移植させている。
Shakeの場合は買収という方法で達成した。
AppleによるNothing Real買収後、Mac OS X版に移行を促すいくつかの優遇策が行われた。価格については日本円で60万円程度だったものが半額近くに値下げされ、ライセンスについてはレンダリングに使うことができるCUI版を同一ネットワーク内のコンピュータに限り複数インストール可能となった。また、他のプラットフォームから移行する場合は上述2002年にある支援策を行った。
その一方で、Windows版とIRIX版のサポートは停止され、Linux版は積極的な価格改定などは行わず、ライセンス形態もネットワークフローティングライセンス(後述)のみとなっている。
Shake4.1ではそれまでの33万円という価格からさらに大幅な値下げが行われ、62,000円と約5分の1の価格となった。
バージョン4.0ではMac OS XとLinuxでの動作がサポートされている。コンピュータ本体のみで動作可能ではあるが、shakeからマスモニなどにプレビューを表示させる為には別途I/Oデバイスが必要。4.1でインテルプロセッサを搭載したMacに対応した。
通常の小売ソフトと同じようなシングルワークステーションライセンスとフローティング ネットワークライセンスの2種類がある。 フローティングライセンスはネットワーク内にライセンスサーバを立てShakeがインストールされたクライアントが起動の度に認証を受ける仕組みとなっている。Linux版はフローティングライセンスのみ。