Rr Rr | |||||||||||||||||||||||||||||||
ラテン文字 | |||||||||||||||||||||||||||||||
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Rは、ラテン文字(アルファベット)の18番目の文字。小文字は r 。ギリシア文字のΡ(ロー)に由来し、キリル文字のР(エル)と同系の文字である。
この文字が表す音素は、歯茎ふるえ音(/r/)ないしその類似音である(R音)。言語によってさまざまであるが、舌を上歯茎にしっかり付けて発音するLと異なる音であるところで共通する。しばしばべらんめいのようないわゆる巻き舌(舌を数回硬口蓋にはじかせる)となる。軽い巻き舌で硬口蓋に1度だけはじかせると、日本語のら行の子音に似る。英語では、舌を硬口蓋に付けることなく接近させる。フランス語のパリ方言では、舌を硬口蓋に付けずに舌先を下げ、奥のほうで摩擦する。
多くの言語で、他の子音、特に破裂音に続いて現れたときは、一気に発音され、その間で音節を区切ることはしない。
歯茎ふるえ音 [r] | 聴く | イギリス英語のいくつかの方言、強調されたスピーチ、標準的なオランダ語、フィンランド語、ガリシア語、ドイツ語、いくつかの方言でハンガリー語、アイスランド語、イタリア語、チェコ語、リトアニア語、ラトビア語、ラテン語、ノルウェー語、ポーランド語、カタルーニャ語、ポルトガル語(伝統的なもの)、ルーマニア語、スコットランド語、スペイン語、アラビア語、そしてアルバニア語“rr”、スウェーデン語、ウェールズ語 |
歯茎接近音 [ɹ] | 聴く | 英語 (最も多い種類)、いくつかの方言でオランダ語(単語の特定の位置)、スウェーデン語、いくつかの方言でポルトガル語(単語の特定の位置)、フェロー語、シチリア語 |
歯茎はじき音 [ɾ] | 聴く | ポルトガル語、カタルーニャ語、スペイン語、そしてアルバニア語“r”、トルコ語、オランダ語、イタリア語、ヴェネツィア語、ガリシア語、レオン語、一部のアラビア語方言 |
有声そり舌摩擦音 [ʐ] | 聴く | /r/ の異音としていくつかの南アメリカのアクセントでスペイン語;普通話(ピン音で);ベトナム語(南部方言) |
そり舌接近音 [ɻ] | 聴く | アメリカ英語のいくつかの種類;普通話(ピン音で);そしてゴトランド語 |
そり舌はじき音 [ɽ] | 聴く | 時折スコットランド英語 |
口蓋垂ふるえ音 [ʀ] | 聴く | 公式な場でのドイツ語;いくつかのオランダ語方言 (ブラバント、そしてリンブルフなど、オランダのいくつかの都市)、南部スウェーデンでのスウェーデン語、西部及び南部地域でのノルウェー語、一部のアラビア語方言 |
有声口蓋垂摩擦音 [ʁ] | 聴く | ドイツ語、デンマーク語、フランス語、ヘブライ語、いくつかのヨーロッパポルトガル語“rr” |
無声口蓋垂摩擦音 [χ] | 聴く | いくつかのブラジルポルトガル語“rr” |
無声声門摩擦音 [h] | 聴く | いくつかのブラジルポルトガル語“rr” |
ギリシャ文字のΡ(ロー)に由来する。ギリシア文字Π(ピー、パイ)が、右足を曲げ、P(ピー)のようになって、Ρ(ロー)に似てきたため、区別するために線を付加したものである。
大文字 | Unicode | JIS X 0213 | 文字参照 | 小文字 | Unicode | JIS X 0213 | 文字参照 | 備考 |
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R | U+0052
|
1-3-50
|
R R
|
r | U+0072
|
1-3-82
|
r r
|
|
R | U+FF32
|
1-3-50
|
R R
|
r | U+FF52
|
1-3-82
|
r r
|
全角 |
Ⓡ | U+24C7
|
‐
|
Ⓡ Ⓡ
|
ⓡ | U+24E1
|
1-12-43
|
ⓡ ⓡ
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丸囲み |
🄡 | U+1F121
|
‐
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🄡 🄡
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⒭ | U+24AD
|
‐
|
⒭ ⒭
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括弧付き |
𝐑 | U+1D411
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‐
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𝐑 𝐑
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𝐫 | U+1D42B
|
‐
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𝐫 𝐫
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太字 |
大文字Rには、以下のような特徴があるため、上下逆・左右逆・反転の有無が容易に識別できる。このため、プリンターやコピー機などの給紙方法の例示としてよく使われている[1]。