キャリア | NTTドコモ |
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製造 | モトローラ |
発売日 | 2005年7月1日 |
概要 | |
OS | Symbian OS 7.0 + UIQ v2.1 |
CPU | テキサス・インスツルメンツ OMAP1510 |
音声通信方式 | FOMA (W-CDMA) GSM (900/1800/1900 MHz〈GSM〉, 2 GHz〈W-CDMA〉) |
データ通信方式 | |
形状 | ストレート式 |
サイズ | 117 × 59.5 × 21.5 mm |
質量 | 168 g |
連続通話時間 |
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連続待受時間 |
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内部メモリ |
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外部メモリ | TransFlash (256 MBまで) microSD (16 MBから256 MBまで) (ドコモ発表) |
日本語入力 | あり |
FeliCa | なし |
赤外線通信機能 | なし |
Bluetooth | あり (1.1) |
放送受信機能 | 非対応 |
メインディスプレイ | |
方式 | TFT液晶 |
解像度 | 208×320ドット |
サイズ | 2.9インチ |
表示色数 | 6万5536色 |
サブディスプレイ | |
なし | |
メインカメラ | |
画素数・方式 | 約131万画素・CMOS |
機能 | なし |
サブカメラ | |
画素数・方式 | 約31万画素・CMOS |
機能 | なし |
カラーバリエーション | |
BlackSilver×BlueSilver | |
■テンプレート / ■ノート ■ウィキプロジェクト |
FOMA M1000(フォーマ・エム せん)は、モトローラによって開発された、NTTドコモの第三世代携帯電話 (FOMA) 端末製品である。
モトローラの海外向け端末A1000をベースに同社と共同開発。GSM/GPRSにも対応し、無線LAN (Wi-Fi)、Bluetooth、フルブラウザ (Opera7.5) 機能を備えた端末。国際ローミング (WORLD WING) 対応。SH2101Vに次ぐ、PDAタイプの端末で、ドコモで初めてスマートフォンと呼ばれる端末となった。2008年3月にF1100が発売されるまでは、ドコモで個人で購入可能な唯一のスマートフォンであった。ベースとなったA1000では対応していたGPSには対応していない。また、モトローラとしては1998年のM206以来7年ぶりにドコモへ納入した端末でもある。
画面サイズは、発売当時FOMA最大の大きさである2.9インチ。タッチスクリーンを採用しており、操作は主にタッチペン(スタイラスペン)で行う。ダイヤルボタンは無いが、画面上にダイヤルスクリーン(ソフトテンキー)が出てくる。文字の入力はソフトテンキー、ソフトキーボードによるものの他、手書き入力も可能。
OSは、多くのNTTドコモ端末と同じくSymbian OSを採用しているが、ドコモの端末では唯一UIQインタフェースを採用。ネイティブアプリケーションを自由にインストールできる。また、ドコモのホームページでは開発ツールを配布している。その代りにiアプリの利用はできない。
メインカメラの性能はCMOS約131万画素。サブカメラの性能はCMOS約31万画素。
外部メモリに関してNTTドコモでは、発売当初はTransFlash(256MBまで)対応としていたが、2006年2月にTransFlashの製造終了、およびmicroSDが完全互換性を確保していることなどにより、microSDカード(16MBから256MBまで)が追加対応になっている。それ以上の容量に関しては自己責任となる。ただ、microSDカードを製造しているメーカーによっては、1GBでも動作可能としている所もある参考。
また、Excel、Word、PowerpointなどのMicrosoft Office系のファイルやPDF形式のファイルを閲覧することが可能。それらの機能はピクセル・テクノロジーズが開発したPicsel Browserによって実現している。
端末での通信に関しては、Biz・ホーダイ及びBiz・ホーダイ ダブルを利用することにより定額通信が可能である。2008年末をもって、Biz・ホーダイの新規ユーザーへの提供は終了。2009年以降はBiz・ホーダイ ダブルの申し込みになる。Biz・ホーダイに関してはhTc Zが対応するまでは、Biz・ホーダイ唯一の対応端末だった。その代りに、iモードには対応せず、パケ・ホーダイ及びパケ・ホーダイフルの利用はできない。
メールはiモードメールは使用出来ないが、プロバイダメールを使用することが出来る。NTTドコモのサービスmoperaUやmoperaのプロバイダメールや、Yahoo!メールやGmailといったWebメールなどを使用し、送受信することが可能。複数のメールアカウントを登録することができ、ビジネス、プライベートと分けて使うことが出来る。mopera Uメールであればプッシュ型電子メールを利用することができ、iモードメールと同様にメールの着信が通知された。
CPUはテキサス・インスツルメンツのOMAP1510を採用。メインメモリ、フラッシュROMとも32MB。また、ユーザーメモリを24MB搭載している。
付属品として、ACアダプタ、卓上ホルダ、TransFlash (32MB)、TransFlashメモリカードアダプタ、USB接続ケーブルなどが付属している。
なお日本における携帯電話等の電波強度などについて定めた技術基準(無線設備のスプリアス発射強度の許容値に係る技術基準)が2005年に改正されたことを踏まえ、F2611、NM850iGとともに2015年11月30日を以って使用禁止になった[1]。
A1000と比較すると、次の点など多くが変更されている。
など
NTTドコモ公認サイトの、FOMA M1000 活用サイトで、リバーシ、麻雀、ビリヤード、マインスイーパー等のゲーム、遠隔ロック、データバックアップ、ドコモ公衆無線LANコンテンツソフト、M1000遠隔アプリ起動などの実用ソフトのダウンロードができた。2008年10月30日で、公衆無線LAN以外のソフトは提供を終了した。ソフトによっては、mopera等の契約が必要になるものもあった。
それ以外のソフトに関しては、A1000や、同様のUIQを採用しているソニー・エリクソンP800等のソフトが使える可能性はあるが、利用に関しては自己責任になる。
純正アクセサリーとして、Bluetoothヘッドセット及びそれのACアダプターがドコモから発売されている。
また、リュードより日本語キーボードRBK-1000BTが発売されている[1]。Bluetoothでの接続で、日本語入力ソフトとして、松茸が付属している。
2006年4月より、ドコモプレミアクラブ、ドコモビジネスプレミアクラブ会員を対象に、期間限定でポイント交換の形で提供されている。2007年6月時点で計3回行われている。提供の条件は以下の通り。
モトローラが特別協賛し、2005年12月に開催された「マリア・シャラポワ ジャパンツアー2005」に合わせて、唯一のピンク色のM1000 (PINK M1000) が作られた。そのモデルはサインされ、オークションで90万2000円で落札された[2]。その後、2006年2月に雑誌『DIME』の企画で2台目のPINK M1000が作られた。
使い方を解説した書籍が多く発売されている。